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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2009年10月13日火曜日

彼岸花が教えてくれること

 彼岸花は,曼珠沙華とも言われていますが,地獄花とか幽霊花とか不吉な別名もあります。でも,韓国では「相思華」というロマンチックな名前がついています。彼岸花が花と葉が同時に出ることはないので「葉は花を思い,花は葉を思う」いう意味からきているそうです。
 学校前の堤防の斜面で真っ赤な彩りを添えていたその彼岸花が,心なしか色あせてきたように感じます。朝夕の涼しさがだんだん寒さに変わりつつあります。秋が少しずつ深くなっていくようです。皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。
ところで,先月実施しました体育大会では,子どもたちは力いっぱいの競技や演技,元気いっぱいの応援に汗を流しました。「さすが本郷小の子どもや」というところを保護者の方や地域の皆さんに見ていただけたと思います。
 この大会のために何日も前から除草作業に汗を流してくださった方々,当日の準備や運営にご協力いただいた方々,一日中子どもたちにご声援くださいました方々に,改めて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
体育大会をはじめ,他の行事もそうですが「その行事が終了すれば終わり」というものではありません。本郷小では年間を通して「ひまわり班」という,縦割りの集団が「頭」や「体」,そして「心」を育てる鍵となっています。そして,この縦割りの集団が体育大会の赤・青・黄・白という色分けにもなっているのです。この各色の集団の中で子どもたちは「協力する」「我慢する」「思い遣る」「責任を持つ」「成就感を味わう」などの経験を積みながら学んでいきます。給食も掃除もひまわり遊びもずっと各色での活動になるのです。いろいろな場面が子どもたちの表情を少しずつ変えています。いろいろな角度から子どもを見ていくようにしていきたいと考えています。
ところで,学校には,職員会議というものがあります。「職員会議って何をするの?」と思われている方のために,先月の会議の項目と簡単な内容を紹介します。会議は最終週の月曜日に行います。先月は28日に行いました。まず校長が①「校長指示事項」で職員に指示をしたり講話をしたりします。教頭が②「10月行事の確認」をします。次に教務主任が③「授業時間と時間割について」授業時数が確保されているか,時間割の不都合がないかの確認をします。そして全員で④「行事の実施要項の協議や検討」を行います。今回は○ⅰ「就学時健康診断」と○ⅱ「マラソン大会」が議題に上りました。次に⑤「児童の様子について」話し合いました。○ⅰ学習の様子,○ⅱ生活指導のこと,○ⅲ保健安全のこと,○ⅳ伸ばさなければならないこと,伸びてきていることなど,児童全体を見渡し,いろいろな角度から子どものために大切なことの情報交換を行いました。そして⑥「教員の不祥事根絶に向けての研修4」を教頭中心に行いました。約2時間の会議でした。職員もこの集団で教員であることの資質の向上を目指しています。
不吉なものも,その見方やとらえ方,呼び名が変われば,良いものや幸せなものに見えてくるから不思議です。物事は一方向だけじゃないって事を彼岸花は教えてくれているように思えます。
 平成21年度も今日から折り返しです。本郷小の教育活動がさらに充実するように取り組んでいきたいと思っています。保護者や地域の皆様のご協力をよろしくお願いします。