自己紹介

自分の写真
福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2012年4月9日月曜日

御入学,御進級おめでとうございます

春の日差しが心地よい季節を迎えました。佐分利街道沿いの桜の蕾も大きく膨らみ始め,新年度のスタートを待っていたかのようです。


 去る6日に平成24年度入学式を執り行いましたところ,多くの御来賓と新入生の保護者の皆様の御臨席を賜り,滞りなく入学式を終えましたことを嬉しく思います。改めてお子様の御入学おめでとうございます。また,2年生から6年生の保護者の皆様には,お子様の御進級を心からお祝い申し上げます。

 新入生35名を加えて,全校児童234名,学級数11で平成24年度をスタートしました。児童の元気な声が校舎内外に響き渡っています。児童は「入学」「進級」を一つの大きな契機として,新しい学年への意欲をみなぎらせているように見えます。一人ひとりの児童にとって,楽しく充実した一年間となるよう,教職員一同,教育活動に誠心誠意力を注ぎたいと思います。保護者や地域の皆様には,特段の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 さて,本年度の学校教育目標は,「“生きる力”を身につけ,生き生きと輝く児童の育成」とし,めざす児童像を「○よく考え,進んで学ぶ子 ○あいさつができ,思いやりのある子 ○たくましく,ねばり強い子」としました。「知・徳・体」の三つの面でバランスのとれた人間として成長できるよう教育活動を充実させたいと考えています。そして,本校の児童たちが「本郷小学校は楽しいな」「本郷小学校が大好き」と感じ,毎日目を輝かせて登校してくれるようになることを願っています。

 新年度のスタートに当たり,本校教職員は次のことを確認しました。人は環境に大きく影響されます。子どもの成長のプロセスにあっては尚更のことと言えます。子どもの成長は,物的環境よりむしろ人的環境に大きく影響されることも間違いないように思います。世界中で多くの共感を呼びミリオンセラーとなった『子どもが育つ魔法の言葉』(1998年刊)の著者であるドロシー・ロー・ノルト博士は,「子どもたちの育つ環境が,子どもたちの未来を形成します」と言っています。そして,子どもにとって親とはどういう存在なのか,親として子どもとどう接していけば良いのかを示唆するなかで,このようなことを言っています。「励ましてあげれば,子どもは自信を持つようになる。認めてあげれば,子どもは自分が好きになる。見つめてあげれば,子どもは頑張り屋になる。優しく思いやりをもって育てれば,子どもは優しい子に育つ。…」,どの言葉をとっても含蓄のあるものばかりに思えます。これらの言葉は,親だけでなく教師にも大きな教訓を与えてくれています。そこで,学校では児童の人格形成や学力の伸びにとって,「教師は最大の環境である」ことを改めて自覚しようと申し合わせました。そして,教師はその言動を常に児童に見られていることを肝に銘じながら,教育活動にあたらねばならないことを確認した次第です。一年間,どうぞよろしくお願いいたします。