鎖の措置をとるところが出てきました。ご家庭でも、日常の健康管理とあわせて、手洗いうがいの徹
底、マスクの着用など積極的な予防対策をよろしくお願いします。
1 「学校欠席者情報収集システム」導入について
12月から、本校を含め町内小中学校で、「学校欠席者情報収集システム」が導入されます。これは、
感染症による欠席者情報をその地域でリアルタイムに共有し、流行時の早期対応に役立てることを目
的としています。インフルエンザだけでなく、他の感染症についても、同様です。
お子様が病気で欠席する場合は、症状や診断名等についてご連絡いただきますよう、よろしくお願
い致します。
2 「インフルエンザの出席停止期間の変更」について
インフルエンザ等の「学校感染症」と診断された場合は、学校保健安全法により「出席停止」扱いとな
ります。昨年度までは、インフルエンザなら「解熱後2日経過」すると登校できましたが、最近のインフル
エンザ薬は比較的早く熱を下げるため、感染力が強いまま登校し感染拡大につながるという指摘があ
ります。そこで本年4月1日から出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過
するまで」と改正 されました。
「今日、インフルエンザ症状が出た場合,いつから登校できるの?」
A 明日から5日間は登校できません。つまり,回復したと思っても症状が出た日か
ら6日間は自宅で療養し,登校は早くても7日目からとなります。なお,その間に
解熱していなければ,出席停止期間は延長になります。
無理をして早めに登校することは避け,この基準をしっかり守ってください。
3 インフルエンザ予防対策の徹底をお願いします。
①うがい・手洗い ②マスクの着用 ③十分な栄養と睡眠
④適度な湿度(60%以上) ⑤人ごみの回避 ⑥予防接種
4 ノロウイルス等による感染症・食中毒の予防対策等について
(県スポーツ保健課通知より抜粋)
冬季は、ノロウイルス等を原因とする感染性胃腸炎が多発する時期です。国の感染症発生動向調査によれば、今年は全国的に感染性胃腸炎の患者が比較的早く増加して
おります。福井県の感染症発生動向調査においても、報告数が急増し、平成22年に匹敵する状況
となっており、今後、学校、保育所、高齢者施設等での集団感染やノロウイルス等による食中毒の
発生が懸念されています。
県では11月14日(木)から来年の3月31日(日)
までの期間、食中毒予防注意報を発令しました。
感染予防は一人ひとりが注意して行っていただくことが重要です。次に具体的な予防対策を挙げま
したので、参考にしていただき予防の徹底をよろしくお願いします。
(1) 最も重要な予防方法は手洗い
帰宅時、食事前、トイレの後には、必ず流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。
調理をする方は、調理の前後も十分な手洗いをしてください。
(2) 調理の際の注意点
・二枚貝を調理する際は、他の食品や調理器具が汚染されないよう注意しましょう。
・下痢などの症状がある人は、食品を扱わないでください。ノロウイルスによる胃腸炎の場合、
症状がなくなっても1週間程度(長い場合は1か月に渡って)便中にウイルスが排出されると
いわれていますので、症状がなくなってからも注意してください。
・加熱はもっとも効果的な殺菌方法です。ノロウイルスは85℃、1分以上の加熱が必要です。
二枚貝などは、中心部まで十分加熱しましょう。
(3) おう吐物・下痢便の処理の注意点
・ノロウイルス感染症の場合、そのおう吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。
そしてわずかな量のウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染してしまいます。
・おう吐物や下痢便の処理をする前に、まず処理にあたる人以外の方を遠ざけ換気をしてください。
・マスク・手袋(しみこまない材質のビニールやゴム製の手袋)をしっかりと着用し、ペーパータオ
ル等で吐物・下痢便をしっかりとふき取ってください。汚染された場所は、次亜塩素酸系消毒剤
(濃度は0.1%以上、家庭用漂白剤の場合は約50倍程度に薄めて)で消毒してください。
・ふき取った後のペーパータオル等は、ビニール袋等にいれ(できれば次亜塩素酸系消毒剤をしみ
こませ)、しっかりと封をして廃棄してください。
・ドアノブなど直接手で触れる機会がある場所は次亜塩素酸系消毒剤(濃度は0.02%以上、家庭
用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)を使用して消毒してください。
(4) 感染源とならないために
症状を持ったまま学校、保育所等に登校(登園)させることによって、その子どもが感染源とな
って周囲の子ども達に感染が広がっていき、それがまた各家庭に広がり、地域内で広がっていく事
になることをご理解ください。
(参考)
○福井県感染症情報ホームページ
http://www.erc.pref.fukui.jp/kansen/
○厚生労働省ホームページ(ノロウイルスに関するQ&A)
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
○国立感染症研究所感染症情報センターホームページ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/intestinal-m/intestinal-idwrc/2923-idwrc-1243.html