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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2021年7月9日金曜日

4年生、梅加工体験(全2回)

総合的な学習の時間(スマイル)の学習において、

地元の特産品である梅に親しむ活動として

梅干しづくりと梅ジュースづくり体験を行いました。

活動は、6月24日と7月8日の2回に分け、

うめっぽさんより古池洋子先生をお招きして

手順の説明や梅に関する知識を教えていただきました。

少し文面は長くなりますが、全2回の活動を紹介させてください。


【6月24日】
梅の洗浄と塩漬け・砂糖漬けをしました。


いざ、本日使用する梅の実を目の前にすると、
「スモモみたいな、いいにおいがする!」
「なんだかふわふわした毛が生えている!」
「少しやわらかいところとかたいところがある!」
「緑のところと赤いところがある!」など、
五感をしっかり使って食材を観察していました。


さぁ、作業開始!
梅をきれいに洗って、ヘタの部分も丁寧に取り除きます。
「水気をしっかり取らないと、上手にできないよ!」
古池さんの言葉に、一生懸命梅の下準備をしていました。


まずは、梅干しづくりのために、塩漬けをします。
梅と塩とを交互に樽に詰めていきます。


塩が下に溜まってしまわないように、
粗い岩塩を使用するということや
上のほうに塩を多めに乗せるということを学びました。


次は、梅ジュースづくりです。


こちらも、梅と氷砂糖を交互に瓶に詰めていきます。
氷砂糖って冷たいのかな?匂いはするかな?
初めて触れる食材を楽しみながら作業を進めていきました。


梅ジュースの仕込み、完成です!!
とても上手にできたね!と古池さんからの称賛に子どもたちはにっこり。




【7月8日】
梅のしそ漬け・梅ジュースの試飲をしました。

まずは、前回塩漬けした梅を観察します。


前回かいだ梅のにおいと比べて、
スモモのにおいじゃなくなった!という子も。

さぁ、本日のメイン
赤しその仕込みに取りかかります。


茎から葉だけを丁寧に取っていきます。
大きな葉を見つけたよ!と見せてくれました。


塩漬けによって抽出された梅酢と
塩を赤しそにまぶし、もんでいきます。




みるみるうちに、赤しそがしおれていきました。
先ほどまでとのサイズの変化に驚く子どもたちでした。


また、赤い水分が出てきたことにも
子どもたちは驚いている様子でした。


塩漬けした樽の中に、ネットに入れた赤しそを
まんべんなく赤しそと梅が出会えるように、入れていきます。


上手に漬けることができました!
真っ赤な梅ぼしになるのが楽しみですね!


活動後の、質問タイム!


どうして梅干しは赤しそで赤く染めるのですか?
今日漬けた梅干しは、どれくらいで食べられますか?
赤く染まれば染まるほど、おいしくなるのですか?
子どもたちが活動を通して考えたことが、
質問タイムで次々に出てきます。
さすが4年生ですね。よく考えています。

学習の最後には、前回仕込んだ梅ジュースの試飲をしました。


甘酸っぱくて、おいしい!!!
梅仕事の後の一杯は格別ですね。


子どもたちが漬けた梅干しは、この後
うめっぽさんに管理をしていただくことになります。

地元の特産品を、地域の方々のお世話になって学ぶ、
とても貴重な体験をさせていただきました。

本当にありがとうございました。