力をつける
『秋の道 日かげに入りて 日に出でて』 日野草城 作
朝夕の風が急に涼しくなってきました。けれども，日中はまだまだ暑く，日かげを選んで歩いてしまいます。
さて，９月は『体育大会』『大飯郡小学校連合体育会』と大きな行事が続きました。保護者，地域の皆様には，大変御協力いただきありがとうございました。子供たちにとっては，それぞれの力を伸ばす貴重な機会となりました。
昨日の全校朝礼で，児童に『体育大会を通してどのような力が身につきましたか』と質問しました。以下はその回答です。
○筋力・体力がついた
○持久力が身についた
○集中力がついた
○絆が深まった・団結力がついた
○静かに聞く力が身についた
○力を合わせる(協力する)ことができるようになった
○勇気・強い心が身についた
○思いやりの心がついた
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責任感や根気，調整力など，もっと身についたようにも思いますが，子供たちの中にこれだけのものが身についたと自覚できていることはとてもうれしいことです。
ただし，これらの力が，一過性のものでは困ります。子供たちには，「みんなの外側(表面)についた力はすぐに剥がれ落ちてしまいます。体の中に沁みとおらせるためにこれらの力を繰り返し活用してほしい」と話しました。例えば，登校時に上級生が下級生に対して思いやりの心で接する，大きな声であいさつする，学習時間に集中して取り組むなど，様々な場が考えられます。それぞれの場面で繰り返し活用することで，本当の力として身につけてほしいと願っています。
10月に入りました。地域での子供たちの様子をうかがいますと，『危険な自転車の乗り方をしている』『帰宅時刻が遅い』など，気がかりなことが多く，まだまだ未熟で判断力も育っていないようです。
体育大会で身につけた力を本物にするためにも，これからも様々な取り組みをしていきたいです。３日の保護者参観のほか，３回の授業研究会，講師を招いての研修会など，積極的に授業を公開する日が多くあります。また，校内マラソン大会のほか，歯磨き教室やPTA物作り教室など，子供たちにとってたくさんの体験活動があります。継続的にそして積極的に取り組み，本物の力をつけていきたいです。
どうぞ，子供たちの活動の様子を御覧くださり，叱咤激励をお願いいたします。保護者・地域の皆様のさらなる御協力と御支援をお願いします。