2学期 スタート
『くろがねの 秋の風鈴 鳴りにけり』 飯田蛇笏 作
忘れられてつるしたままだった風鈴が秋の風に吹かれてりんと鳴った、力強い風鈴の音に秋の始まりを感じる句です。
本日より2学期。子供たちの元気な声が学校に戻ってきました。学習はもちろん、早速給食も始まり、再び学校が活気に溢れて大変うれしく思います。
2学期は体育大会から始まります。体育大会では、練習や準備を通して児童に責任感や協調性を身につけることを目的の一つとしています。特に6年生にとって最後の体育大会、8月の最終週より学校へ集まり、計画や準備を始めています。今年のテーマはまだ決定していませんが、赤白青黄の4つの色に分かれて、それぞれ熱心に練習を始めました。大会当日の各チームの団結が今から楽しみです。
さて、長い夏休みを子供たちはどのように過ごしたでしょう。風鈴の音に秋の始まりを感じたという句を紹介しましたが、秋の始まりをしっかり感じて2学期も元気に取り組んでほしいと思っています。
学校では、子供たちの夏休み中に職員はいろいろな研修に参加したり、校内で研修を行ったりして教職員自身の力量向上を図ってきました。また、各自の取り組みや学んできたことを職員間で報告・交流する機会ももちました。そこで、その中の一つ、6年2組の自主学習ノートの取り組みをお知らせしたいと思います。6年2組では、毎日ノートに2ページを目安として自主学習を行っています。毎日、宿題+αの学習を、自分で工夫しながら続けているのです。つまり、60~90分間を家庭で机に向かい、集中して取り組んでいるというわけです。多い児童では、1学期に6冊のノートを仕上げたそうです。自分で学習時間と学習内容を考え、学習を続けることで、各自に充分な力がついていきます。まさしく継続は力なりということです。学級では、全員のノートを自主学習タワーとして積み重ねています。現在33㎝、卒業までには1mを超すかもしれません。その分、しっかりと力もついているということです。
その他の学級でも、それぞれ工夫した取り組みをして、子供たちに学ぶ力をつけています。
8月末には、4月に行われた全国学力・学習状況調査の結果が報告されました。福井県は全国でもトップクラスの成績を維持しているということです。県教育委員会では、規則正しい生活や、家庭地域で見守られながら学習できる環境が整っていることが学力の高さの一因と分析しています。また、家庭学習の定着も進んでいるようです。