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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2021年10月27日水曜日

4年生 出前授業「南極クラス」

本日5・6時間目に、 
南極地域観測隊として4度南極にわたって活動された
ミサワホームの坂下大輔さんを講師としてお迎えしました。

スライドショーを見ながら、 
(1)南極へたどり着くまで
(2)南極地域観測隊の仕事
(3)昭和基地での生活
(4)南極の生き物・自然
の、4点についてお話いただきました。
また、坂下さんが実際に南極で採取した
氷を持ってきていただき、目と耳を使って観察しました。




南極の氷は、水ではなく雪が凍ってできているため、
通常の氷よりも空気を多く含んでいるそうです。
氷が解けるときに、空気がプチプチと
音をたてて氷の中から出てくる様子を体感できました。


水を注ぐと、溶けるスピードがさらに増して
空気が出てくる音も激しくなります。

なんと、この氷は2万年前に凍ったものだと聞いて
みんなとても驚いていました!!!
2万年前の空気が出てくる南極の氷!興味津々です!


また、マイナス40度の南極の地を耐え抜くために
坂下さんが実際に装着されていた防寒着も見せていただきました。
実際に装着させていただくこともでき、なんとも貴重な体験です。


授業の終わりには、
今回の南極クラスで学んだことをもとに
南極クイズにも挑戦しました。


児童は、終始前のめりになって、坂下さんのお話を聴いていました。
どのお話も、とても貴重で興味深く、面白い内容でした。
「え!もう時間ですか!あっという間だった!!」
夢中になっていた証ですね。

南極クラスが終わってからも、
坂下さんに積極的に話を聴きに行く子どもたち。
その意欲、素晴らしい!


授業後の感想では、

「南極の生活では、チームワークがすごく大切で、
一人が困っていたら全員が助けるということが分かりました。」

「南極の氷に耳を近づけたらパチパチ音が鳴って、
2万年前の空気が出てきていると知って驚きました。」

「南極はとても寒いけど息が白くならないのは、
南極の空気がとてもきれいだからだということが分かりました。」

「南極は、太陽が全く出ない日があったり、
一日中太陽が出ている日があったり、
とても不思議なところだと思いました。」

この授業で学んだ南極のことやチームワークの大切さが、
子どもたちの中にしっかり残っていることが感じられます。
今回学んだことを、これからの生活に生かしていきましょう!

坂下さん、本当にありがとうございました。