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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2010年1月20日水曜日

「イチローと龍馬」

    新年 明けまして おめでとうございます
 今年が皆様にとりまして,幸多い一年となりますようご祈念申し上げます。
 
 ご家族おそろいで,さわやかなお正月をお迎えになられたこととうれしく思います。また,この休み中,子どもたちが事件・事故に遭うこともなく安全に過ごせたことも各ご家庭での御指導・御協力のおかげと心から感謝申し上げます。
 さて,今年は寅(とら)年。「虎(とら)は千里行って千里戻る」という諺があります。寅は虎に同じです。虎は,一日に千里の距離を走り千里戻ってくることができるほどの行動力があることから,人やものの勢いがとても盛んな様子に喩(たと)えられます。これにあやかり,今年は本郷小学校の子供たちもとても元気で勢いのある年になればいいなあと思っています。
そこで,今日の始業式。その勢いと見事な行動力を示した人を紹介し,3学期始めの子供たちへのお話としました。

 一人は,昨年大リーグ新記録となる9年連続200安打を達成したイチロー選手です。イチロー選手は,小学6年生の時に書いた作文で,「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです」。とはっきり言い切っています。イチロー選手はそのためにしなければならないことを自分で決めて,それを着実にクリアしてきたのです。中学も高校も,プロになってからも。そして今のイチロー選手があるのです。イチロー選手は毎年シアトルの小学校を訪問して,子供たちに「夢や目標を持つことが何よりも大事」と言っています。そして,「目標を持つと,自分を大切にし,人を敬うこともできるようになる」とも言っています。とても味のあるいい言葉だと思います。


 もう一人は,「夢をあきらめるのは一瞬じゃけんど,後悔するのは一生ぜよ!」という言葉を残した人です。そう,この言葉を残したのは土佐藩出身の坂本龍馬です。夢を持たなければ,自分の将来やその目標を達成する可能性はない。逆に,あきらめない限り,可能性はどこまでもあるということです。龍馬は,「この世にダメな人間なんて一人もおらん。ダメな人間だと思い込んでいる人がいるだけじゃ」と言う言葉も残しています。とても勇気づけられ,気持ちを前向きにさせてくれる言葉です。子供たちが新しい年を迎えて夢や目標を持ってくれること,そして自分を大事にしていくことを願い,話しました。

 さて,今日から3学期が始まりましたが,3学期の授業日は51日です。6年生は48日しかありません。この少ない日数で1年の締めくくりをしたり,次の学年への進級や卒業の準備をしていかなくてはなりません。とても重要な意味を持っている学期です。そして,とても忙しい学期なのです。子ども達の夢や目標,願いが実現できるよう,そして今までの教育活動の成果を確実なものにできるよう,更に充実した指導をしていきたいと教職員一同心を新たにしています。本年も変わらぬ御支援・御協力をよろしくお願いいたします。