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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2011年4月5日火曜日

ご挨拶

校長 渡邉 賢一
 佐分利街道沿いの桜並木の桜の蕾も大きく膨らみ,暖かな春の訪れを感じさせてくれます。この4月1日に本校の校長として着任いたしました。保護者や地域の皆様から信頼され,安心してお子さんを預けていただける学校づくりを推進するため,微力ではありますが,誠心誠意職責を全うしたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ところで,先月11日に起きた東北・関東大震災では多くの尊い命が失われ,また現在多くの人々が避難生活を余儀なくされています。心からお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに,一日も早く平穏な生活に戻れますよう祈らずにはいられません。大切な家族や友達,家屋等をなくし,心に大きな傷を負っている子どもも多いと聞きます。被災地では,多くの学校が壊されたり流されたりしました。また,校舎や体育館が避難所として,校庭が仮設住宅の設置場所としての大きな役割を担っています。阪神・淡路大震災では,学校を再開することが子どもの心のケアに重要な役割を果たしたと言われます。そこで,このような困難極まる状況ではありますが,被災地の子どもたちのケアのためには,どのような形であれできるだけ早い時期での学校再開が必要だろうと思います。学校を再開し子どもたちの瞳に輝きが戻ると,被災地の人々に希望の光をともすことにも繋がると思います。本校の子どもたちには,このような機会に,他人の心の痛みに思いを寄せる温かな心や,人と人との支え合い,公共のために尽くす心等を教えることがとても大切であると考えています。

 さて,6日に平成23年度入学式を執り行いました。多くの御来賓と新入生の保護者の皆様の御臨席を賜り,滞りなく入学式を終えることができましたことを嬉しく思います。改めてお子様の御入学おめでとうございます。また,2年生から6年生の保護者の皆様には,お子様の御進級を心からお祝い申し上げます。

 新年度が始まり,校舎内外に児童の元気な声が響き,学校に活気が満ちています。一人一人の児童はかけがえのない存在であり,学校の主役は言うまでもなく児童です。本校では,学校教育目標を,「個がいきいきと輝き,“生きる力”をつけた児童を育成する」とし,「知・徳・体」の三つの面でバランスのとれた人間として成長できるよう教育活動を充実させていきたいと考えています。

 ・たくましくねばり強い子  ・助け合い思いやる子 ・よく考え進んで学ぶ子

「めざす児童像」を上記の三つに整理し,一人一人の児童が目を輝かせながら学び,「学校って楽しいな,明日も学校へ行きたいな」と実感できる本郷小学校を目指します。そのために,一人一人の教職員が自らの資質・指導力を高めるよう日々研鑽を積んでまいりたいと決意を新たにしているところです。保護者や地域の皆様には,一層の御理解と御協力をいただきますようお願いいたします。