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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2010年2月18日木曜日

なわとび模範演技

 2月10日(水)業間に,毎年行われている6年生によるなわとびの模範演技が行われました。「後ろ二重跳び」や「後ろはやぶさ跳び」など難易度の高い技や,「2人跳び」や「3人跳び」等友達と息を合わせないと跳べない技や,ダブルダッチの演技を披露してくれました。
 素晴らしい技に「すごい!」「うわあ。どうやってしているの?」という声があがり,大きな拍手が起こりました。
 本校では卒業前の6年生が6年間の集大成として見せてくれることになっており,5年生は,「来年は,僕等の番だ!」と意気込んでいました。

2010年2月1日月曜日

「江戸しぐさ」

 今年ほど雪の少ない冬は今まで経験したことがありません。雪かきで腰痛になることもありません。子供たちの登下校が雪に邪魔されるもこともありません。通勤や通学がし易いことはとてもありがたいことです。通学路に雪がないことをいいことに,もうタンポポが舗装の割れ目から顔を出していました。そして,校庭では元気な子供達の歓声が響いています。本当に本郷小の子供たちは,外で遊ぶのが好きなんです。
 遊びと言えば先月,29日に,地域のおじいちゃんやおばあちゃんに来ていただいて,一年生が昔の懐かしい遊びを一緒に楽しみました。子供たちは遊びのコーナーを回りながらお手玉,あやとり,コマ回し,竹とんぼなどいろいろな遊びを体験することができました。おじいちゃんやおばあちゃんから遊びのポイントやコツを上手に教えていただき,子供たちは大喜びでした。地域のおじいちゃんやおばあちゃん,ありがとうございました。
 ところで,6年生の道徳の本に「江戸しぐさ」という題材があります。ちょっと紹介します。

「江戸時代,江戸の町中では,傘を差してすれ違うとき,独特の習慣があったといいます。互いに傘を外側に傾けて通り抜ける習慣です。通り道が狭かったということもあるのでしょうがこうした習慣は,『かさかしげ』とよばれ,小さな頃から教えられました。…(中略)
 『江戸しぐさ』は動作に限らず,言葉,表情,考え方など生活する上での心の様子をよく表しています。みんなが平和に暮らそうという願いがあります。こうしたしぐさに出会ってさわやかな気持ちになるのは,された人だけのことでしょうか。ある人は,しぐさはすべての人への『言葉なきあいさつ』だともいっています。…(後略)」

  本郷小学校に「江戸しぐさ」はあるのでしょうか?
 今年は雪が少ない分雨の日が多いようです。雨の日,職員玄関の傘立てを見たときです。職員の傘の一つ一つがきれいに巻かれ,しっかりと閉じてあります。子供たちの傘かけはどうだろうと児童玄関に回りました。子供たちのは,1年生から6年生まで,7・8割ぐらいがきれいに巻いて傘かけにかけてありましたです。雨に濡れた傘を自分で巻いて閉じることは,子供には難しいことです。大人でも,閉じただけで,そのまま傘立てに入れてしまう人も多いと思います。本郷小学校では,職員も子供たちも濡れた傘を冷たいけれどもなんとか巻こうと懸命にやっています。しっかり巻いてから,傘立てに入れる,傘かけにかける。これが本郷小学校の「江戸しぐさ」です。次の人が入れやすいように考えた「思いやりのしぐさ」だと思います。それぞれのご家庭で,しっかりと教えていただいているお陰だと思います。
 「子供は,家庭で育て,学校で鍛え,地域で磨く」と言われます。家庭で育てたことが,そのまま学校でのしぐさ,行動となって表れます。そして,学校で学び体験したことが,家庭や地域での行動に表れます。やはり,学校と家庭,地域とが,手をたずさえ力を合わせることが大事なのです。これからも,家庭・地域の皆様との「つながり」を大切にしていきたいと思います。