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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2010年12月6日月曜日

人権講演会

 12月4日(土)に人権講演会が開かれ,アテネパラリンピックの金メダリストの高田稔浩さんに来ていただきお話を聞かせていただきました。

 高田さんのお話の中で,パラリンピックに参加して,「頑張った自分が好きになった」「支えてもらったみんなに感謝の気持ちをもつようになった」という言葉が印象的でした。そして,「本当のバリアフリーは本人の心のバリアをとることだ」ともおっしゃっておられました。
 また,本物の金メダルや銅メダル,レース用の車いすやオリンピックでの様子のDVDも見せていただきました。
   講演会後の子供の感想には「高田さんはすごい。自分も水泳をしていて,ジュニアオリンピックを目指している。高田さんがおっしゃっていた『頑張った自分を好きになって,周りの人に感謝の気持ちをもつ』ということを参考にさせていただいて頑張りたい。」や「パラリンピックのDVDを見せていただいた。出場している人はみんな体が不自由だった。でも,みんな笑顔だった。一人一人不自由なところがあっても,それを駄目だと思うのではなく,『不自由でないところを伸ばそう』と思うのが大事だということがわかった。」というようなものがありました。
 子供達にも高田さんのように,いろいろなことにチャレンジしていってほしいと思います。
 高田さん,ありがとうございました。

2010年12月4日土曜日

心もあたたまりたい

  光陰矢のごとしとはよく言ったもので,何と,季節はもう師走。今年は秋がとても短くて,一足飛びに夏から冬という感じです。そのせいか,紅葉が12月に入っても楽しめています。おおい町の山々も今年はことのほか美しく,全国の紅葉の名勝に勝るとも劣らぬ金色を放っています。中でも深紅一色に染まった櫨紅葉(ハゼノキ)がてとても見事です。

   さて,本郷小学校では,今日から10日まで校内人権週間として,命の大切さやいじめ,思いやりなど,人権について考える取り組みをします。そこで,今朝の集会で子供たちに次のような話をしました。

今日から12月です。これからだんだん寒い日が多くなってきます。もとから,人間の体には,「あたたまりたい」という,欲求があります。だから,体を動かして体温を上げることは自然なことなのです。皆さんは寒いときに体がぶるぶる震えたことはありませんか?体が震える訳は,体温を上げるために体の筋肉が自分でひとりでに動いているからなんです。体が冷えると体の動きは鈍くなってしまいます。ケガもしやすくなります。体を温めるのに,温かなお風呂に入ったり,鍋物などの体が温まるものを食べたりすることもいいですね。体が温まるように,体を動かしたり,朝ご飯や給食をしっかり食べたりすることも大切です。

 実は,心も同じなんです。心も「あたたまりたい」思っています。心が冷えると体と同じように動かなくなってしまうんです。心がケガをした状態です。不満や不平が多くなります。人の悪口を言ったり,からかったり,平気で仲間はずしをするようになります。いじめも起きます。

 心が温まってくると,笑顔になります。やる気が出ます。楽しみやうれしさが増えてきます。温かな言葉が増えてきます。

 ここに,皆さんが書いてくれた「よいところカード」と「ありがとうカード」があります。たくさんのよいところやありがとうのメッセージを見せてもらい,私の心も温かくなりました。さらに,皆さんにお願いがあります。この人権週間中は、是非「ありがとう」という感謝の言葉がたくさん言えるようになってほしいと思います。

 ひとつの「ありがとう」から,たくさんのありがとうが生まれます。「ありがとう」の一言で,笑顔になってきます。「ありがとう」っていわれると,幸せな気持ちになります。

「ありがとう」とたくさん言えることは,とてもすばらしいことだと思います。今日から「ありがとう」の言葉がさらに広がって,心が温まる本郷小学校になっていくことを願っています。

さて,2学期も仕上げの時期に入ってきました。それぞれの思いや願いが達成できたでしょうか。一つ一つのことを確認しながら一年の締めくくりとしたいと思います。

2010年12月1日水曜日

人権週間が始まりました

 早いもので,今年ももう12月に入りました。
 本校では,本日1日より10日まで人権週間として,各学級で人権について話し合ったり,講師の方をお招きして講演を聴いたり,人権集会をしたりして,人権意識の向上を図ることを計画しています。
 初日の今日は,全校集会で校長先生から「ありがとう」をたくさん言えるあたたかい心を持って学校を「ありがとう」で一杯にしようという内容のお話を聞きました。