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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2012年7月2日月曜日

一学期のまとめの時期に

稲の苗が辺りの田圃一面に青々と広がり,梅雨時の風に揺られています。学校ではプール学習で元気よく水飛沫を上げる児童や,校庭・体育館で元気に遊ぶ逞しい児童の姿があちこちに見られます。7月に入り,一学期も残すところ3週間足らずとなりました。児童には学習面・生活面ともに一学期のまとめをしっかりして,充実した学期末を過ごしてほしいと思います。


挨拶の指導を続けています

朝,校舎玄関前で登校してくる児童を迎えていると,「おはようございます。」と気持ちの良い挨拶が最近多く返ってきます。中には,私の顔を見るなり遠くから元気の良い挨拶をしてくれる児童もいます。やはり,そんなときはとても嬉しくなりますね。挨拶は「しても」「されても」気持ちの良いものです。そこには,互いに相手のことを思いやる優しい心の交流を感じ取れるような気がします。

 このところ,挨拶がしっかりできる児童が少しずつ増えてきたように思います。各学級や児童会の委員会活動等でもそれぞれ取り組んでいる成果が出てきているのかなあと喜んでいます。地域の方にはまだまだ十分な挨拶ができないようですが…。

ところで,ある会社で「新入社員に何を一番求めたいか」というアンケートを実施したところ,7割近くの人が「挨拶力」だとし,それが最も多かったと言います。また,別の会社の新入社員向けの案内パンフには,「挨拶は人間の基本」として「新入社員の方が,真っ先に身につけるべきことは挨拶です。…挨拶をどうでもいいと思っていると幸福になる力であるライフスキルは育ちません。」とあります。

 有名ホテル,リッツ・カールトンで働き,その後京都全日空ホテルの社長,総支配人を勤めた林田正光氏は次のように言っています。「挨拶がしっかりできている人ほど,仕事に対しても人に対しても,誠実で真面目で信頼できます。」

 さて,私は児童がしっかりと挨拶ができるようになるまで何度も“しつこく”挨拶の話をします,と言って朝礼で全校児童に話をすることがあります。児童が挨拶の習慣を身につけるには,根気強い指導が必要だと考えるからです。挨拶を通して児童に豊かな心を育てたいというのが私の願いであり,本校の重点目標の一つです。

 毎朝の校内放送でも,放送委員の児童のこんな声が響いています。「今日も一日元気に過ごしましょう。元気に“おはよう”,心から“ありがとう”,素直に“ごめんなさい”と言いましょう。…」