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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2011年10月31日月曜日

秋の深まりの中で

  朝夕,めっきりと肌寒くなり,辺りの山々も所々紅く色づいてきました。一雨ごとに秋の深まりを感じる今日この頃です。


 先日は,校内マラソン大会を実施しましたところ,お忙しい中多くの皆さんにお越しいただき御声援をいただきまして本当にありがとうございました。


「ありがとう」の花を咲かそう

 普段の児童の様子を見ていると,何か物をもらったときに「ありがとう」は比較的言えますが,誰かにお世話になったときはその親切がいかにも当たり前だという様子であったり,感謝の気持ちは多少あっても口に出して「ありがとう」はなかなか言えなかったりします。

日本語の中で一番美しい言葉は「ありがとう」だと思っています。「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人は,誰一人としていないと思います。美しい言葉というのは,言われると嬉しくなったり,よい気分になったりする言葉という意味です。そこで,本校では「ありがとう」という美しい言葉が自然に言える児童を増やしたいと考えました。

 その一つの手立てとして,児童玄関前ロビーに「ぽかぽかポスト」(期間限定)を設けました。友達に親切にしてもらったり,嬉しいことをしてもらったときに,「ありがとう」の気持ちをカードに書いてポストに入れ,それを後で掲示しようというものです。このポスト設置直後から,児童は沢山のカードを入れてくれています。二つ目には「ありがとう」の言葉を口に出していう取り組みです。学級内でその機会を意図的に増やすよう取り組みます。例えば,友達から何かを配ってもらったときには,渡す児童は「どうぞ(はい)」と言い,受け取る児童は「ありがとう」の言葉を口に出すよう習慣づけるものです。

 温かな言葉が溢れると学級内・学校内は居心地がよくなりますし,一層意欲的に学習に取り組もうという雰囲気も生まれてくるはずです。ちょっと欲張りですが,自分のよくない言動を相手に注意してもらったときにも,「(注意をしてもらって)ありがとう」と素直に言える心が育ってくれればとても嬉しいと思います。



ペットボトルキャップの贈呈式を行いました

 先月の学校だよりでも紹介しましたが,児童会で9月下旬から10月初旬までペットボトルのキャップを10,000個目標に収集する活動を展開しました。その結果,目標を大きく上回る約15,000個が集まりました。そこで,先月20日(木)の業間活動の時間に町社会福祉協議会の方にお越しいただき,贈呈式を実施しました。贈呈式では,児童会代表の6年生が「全校児童で集めた貴重なキャップです。貧しくて困っている子どもたちの命を一つでも多く救ってください。」と一言添えて手渡しました。「ありがとうござます。」とのお礼の言葉があり,児童会運営委員もこの活動を終えて満足げな表情を満面に浮かべていました。

本校児童の温かな心がきっと世界の仲間に伝わるものと思います。意欲的に活動した児童会の皆さんは御苦労様でした。また,御協力いただきました保護者の皆さん,ありがとうございました。