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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2012年1月11日水曜日

明けましておめでとうございます ~新しい年の初めに~

謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は保護者や地域の皆様に大変お世話になり厚くお礼申し上げます。本年も本校の教育推進に一層の御理解と御協力をくださいますようよろしくお願いいたします。


 さて,昨年は3月11日に起きた東日本大震災をはじめとして我が国は多くの災害に見舞われ,今尚苦難を背負い復興に御苦労されている多くの方々がおられます。関係者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 毎年12月に発表される「今年の漢字」。この行事は,日本漢字能力検定協会の主催により1995年から清水寺において実施されており,年の瀬を感じる風物詩としてお馴染みです。昨年の「今年の漢字」は「絆」でした。“なるほどなあ”ととても納得します。「震災」,「日本・国家」,「人と人の繋がり・絆」をこれほどまでに意識した年は,戦後なかったのではないかと思います。今年こそは,全ての人にとって元気の出る幸せな年であってほしいと心から願います。

子どもに夢を育もう

 ところで,夢は子どもを育てるといいます。本年度の全国学力・学習状況調査(9月実施,6年生対象)の「将来の夢や目標を持っていますか。」という設問項目に対し,肯定的回答をする本校児童の割合は77%強でした。

 雑誌や新聞等で,各界で活躍している有名人が子どもの時に夢や目標を持ち,それに向かって努力したということが紹介されることがあります。あのイチロー選手は6年生の時に「ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。」と作文に書いたそうです。そして,そのために「3才の時から練習を始め,…3年生の時から今(6年生)までは,365日中,360日は激しい練習をやっています。」と書いています。また,あの松井秀樹選手の座右の銘は,「努力できることが才能である」という言葉だそうです。これは小学3年生の頃に父から教わった言葉で,父が半紙に書いたその言葉をずっと机の前に貼っていたといいます。イチロー選手も松井選手も今では大リーグで活躍する超一流の野球選手になっていますが,そうなるまでには相当の努力があったことは想像に難くありません。

 最近では,サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」のキャプテン澤穂希選手の努力物語も紹介されることがあります。その澤選手がロンドン五輪出場決定後のファン交流イベントに参加した際、一人の女児が「子どもの頃の夢は?」と質問。澤選手は「お花屋さんです」と答えてファンの笑いを誘ったそうです。子どもの頃の夢は成長するにつれて変化していってもそれはそれで結構なことかと思います。

教育は子どもの夢の実現を支援する仕事だと思います。子どもに夢を育み,その夢を実現するために日々地道な努力をすることの大切さを教えること,向上心を育てることがとても重要であると思います。児童一人ひとりが自分をしかっりと見つめ,自分の夢や目標を持って,この一年を過ごしてほしいと願っています。一年の最初のこの月は,特に夢や目標についての会話を御家庭で心掛け,お子さんに夢を育んでていただければとても有り難く思います。夢や目標を持った児童は,きっと大きく成長してくれるものと信じます。