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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2013年1月8日火曜日

明けましておめでとうございます~ 新しい年の初めに ~

  謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は保護者や地域の皆さんには大変お世話になりありがとうございました。本年も昨年同様に本校の教育活動に御理解と御協力をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。
 学校ではいよいよ一年間の締め括りの三学期を迎えました。一学期(ホップ)・二学期(ステップ)に続き,ジャンプすべき三学期は短い学期ですので,教職員一同,一日一日を大切にして児童に確かな力を付けていきたいと考えています。
子どもに夢を育む
 新しい年を迎えると,「今年こそは」と頭の中で夢や目標を描き,決意を新たにする人も多いかと思います。子どもたちには新しい年のスタートの時期等の大きな節目には,自分を振り返ることと併せて,自分の夢や目標を定めて,努力を重ねてほしいと願っています。
  ところで,昨年の夏はロンドンオリンピックで大いに盛り上がり,代表選手を応援する私たちも熱くなり感動をしました。選手のインタビューで度々耳にしたのが「皆さんのお陰です」とか「諦めずにやってきて良かったです」という言葉でした。夢の実現のために極限に近い努力を重ねて来たメダリストの言葉だけに心を打たれるものがあります。メダリストの中には,その競技を始めたのは小学生の時からだという話もあり,小学生の頃に夢見たことが実現できたとも言えます。
  昨年12月10日には,福井県出身で国際的なピアノコンクールで最優秀賞等を数多く受賞されている一流のピアニスト今川裕代さんのピアノコンサートがおおい町総合町民センターで実施されました。今川さんの御厚意で大飯地域内の小・中学生のために実施されたものです。子どもたちはそのすばらしい生演奏を聴くことができ,とても有り難いことでした。その今川さんが演奏の合間を縫って御自身のことをコメントされ,その中で印象に残ったのが次の言葉です。「夢は実現させるためにあるのです。途中で諦めず夢を実現するまで頑張ることが大切です。」そのとき会場にいた子どもたちはこの言葉をどのように受け取ったかなと思いました。
  私事で恐縮ですが,かつて学級担任をした教え子の同窓会がこの2日にあり,招待を受けましたので嬉しさと期待の交錯した気持ちで当日出席をしました。教え子とはいっても,ちょうど30年前に中学校を卒業した学年でしたので,現在では44歳か45歳で社会の第一線で活躍している人たちばかりです。中学生時代のことを懐かしく語り合ったり,近況などの会話で盛り上がりました。保育士,漁師,教員,武道家,家業の跡継ぎ等々,それぞれが現在の職業等についてもいろいろと話してくれました。同窓会の前日に当時の卒業文集を紐解いて「将来の夢・職業」というページを読んでいましたが,中学生の頃に思い描いた職業や夢と,30年後のそれとはある程度の関係があるのだなと,興味深く耳を傾けた次第です。
  ともあれ,子どもの頃に夢を抱き,それを実現するよう努力を重ねることはとても貴重です。夢は子どもを高めてくれるものだと思います。夢を持てる子どもを育て,その夢が実現できるよう,教職員一同精一杯応援してきたいと思います。