4年生では,総合的な学習の時間に,おおい町出身の作家,
水上勉さんについて調べる活動を行っています。今回,水上勉さんについてさらに理解を深めるために,一滴文庫の見学・竹紙すき体験を行いました。
若州一滴文庫の概要についてのビデオ視聴の時には,児童たちは時折メモをとりながら熱心に見ていました。ビデオの中には,水上勉さんへのインタビューなどもあり,その人となりや故郷おおい町に対する思いなども感じ取ることができたのではないかと思います。
竹紙すき体験では,はじめに竹から紙ができるまでの工程や工夫を詳しく教えていただきました。硬い竹が,多くの工程を経て水の中で細かい綿状になる様子を見て,児童たちから思わず歓声があがりました。その後,一人ずつ紙すき体験を行いました。水は冷たかったのですが,職員さんのアドバイスや励ましもあって,どの児童もきれいな紙をすくことができました。まだまだ寒さが続くため,乾燥するのに時間がかかるとのことですが,でき上がりが楽しみです。
一滴文庫の見学では,点字本をはじめとするたくさんの蔵書や,展示されている絵画を見ました。10月に絵手紙教室でお世話になった渡辺淳さんの絵画も多数展示されており,興味深く見ている児童もいました。
今回の校外学習を通して,おおい町出身の水上勉さんについて知るとともに,おおい町に対する愛着も深めることができたのではないかと思います。